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講義名 24春 後期/中国企業論
基準単位数 1
科目区分 グローバル・ビジネス(応用)
必修・選択 選択
配当年次 1・2年次
学習期間 学習期間1/2学期

担当教員
氏名
◎ 細沼 藹芳

オフィスアワー eラーニングサイトおよびメールでの質疑応答を受け付けています。

(メールアドレスは大学院グループウェアのアドレス帳でご確認ください)
授業の概要 路遥知馬力、日久見人心(道が遠いほど馬の力が分かり、日時が経つほど人の心が見える)」という古い諺が中国にはあります。中国人はビジネスに際し、他人に対しては敵対的、友人に対しては寛容であり、信頼できる相手であるかどうかを慎重に見極めようとします。中国ビジネス成功の鍵は、中国社会でうまくネットワークを築くことであると言われています。本講義は、中国ビジネスに関心のある授業生あるいは将来中国でビジネスを行いたい授業生を対象にしています。中国企業の全体像や特徴を知り、中国のパートナーと理解し合いながらネットワークを築くために中国企業の特徴を詳しく講義します。

本授業はまず、中国地域、消費市場の特徴などについて講義します。次に、国有企業、民間企業、新興企業、マネジメントの特徴などについて講義します。最後に、中国企業の実態についてケーススタディを行います。
学習目標 一つ目の学習目標は、中国企業の実態を理解するための基礎知識を習得すること。二つ目は、中国企業とビジネスで関わる場合に必要な知識を習得すること。三つ目は、以上2つの知識を習得したうえで、受講生一人一人が中国企業とビジネスを行う際に、諸問題への解決能力を高めることである。
授業計画 1.中国の地域、企業と消費市場

第1章は、中国の社会環境、経済環境、市場環境などについて学び、中国企業を取り巻く外部環境を把握することが目的です。

2.中国産業の発展

第2章において中国産業の特徴について学ぶ。授業はまず中国経済発展の方向について学ぶ。次は産業発展の特徴について学ぶ。最後は中国の産業分布について学ぶ。中国産業の発展方向や特徴を把握することが本章の狙いです。

3.中国の国有企業

本章はまず現代の国有企業の基本形態や特徴について学ぶ。次は国有企業の改革、組織構造の変革について学ぶ。最後はケーススタディです。本章は、国有企業の特徴や実態を把握することが狙いです。

4.中国の民間企業

本章はまず中国における民間企業の位置づけ、特徴について学ぶ。次はインターネットビジネスという切り口から民間企業の発展について学ぶ。最後はケーススタディ、現代中国民間企業の実態について学ぶ。

5.中国企業のマネジメント

本章はまずは中国企業のトップマネージメントの特徴について講義します。次は中国人の価値観・キャリア観について講義します。最後はケーススタディです。人材育成、人的資源の活用について学びます。

6.中国企業のイノベーション

今では中国の製造・物流・流通と各分野でイノベーションが進んでいます。本章ではまず中国イノベーションの特徴について講義します。次は中国発イノベーションの本質や源について講義します。最後はケーススタディです。中国企業のイノベーションについて学びます。

7.中国の新興企業

本章はまず新興企業のことを学び、このような新興企業はどのように生まれたか。このように変化はどのように起きたかについて学びます。最後は事例を取り上げ、中国の新興企業の実態について学びます。
受講上の留意点 大学の既定のスケジュール通りに遅延なく受講してください。
成績評価基準 小テスト(40%)

対面授業プレゼンテーション(orレポート作成)(20%)

期末レポート(30%)

平常点(講義、ディスカッションの参加度、貢献度などで評価する)(10%)
必読書籍 沈 才彬 (著)「中国新興企業の正体」 (角川新書) – 2018/4/7
参考書籍 特にありません。
その他 課題図書の準備はお早めに。
対面授業
対面授業を実施します。受講申込の際は「対面授業スケジュール」にて日程をご確認ください。