シラバス参照

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講義名 26春 後期/生成AIビジネス利活用概論 ※変更の可能性があります
基準単位数 1
科目区分 経営数理・問題解決(コア)
必修・選択 選択
配当年次 1・2年次
学修期間 学修期間1/2学期

担当教員
氏名
◎ 重田 孝夫
佐々木 一人
沖吉 真実

オフィスアワー eラーニングサイトおよびメールでの質疑応答を受け付けています。
(メールアドレスは大学院グループウェアのアドレス帳でご確認ください)
授業の概要 今日、生成AIのビジネスシーンでの利活用は、顧客・市場・社会への価値創造活動として必須要件になっています。一方で、今後の事業経営の成否を決定しかねない重要な鍵であるにもかかわらず、日々進化を遂げる生成AIにどのように向き合い、認識し、どうように利活用を図って事業活動を推進して行くべきかについては、まだまだ手探り状況にあるのも事実です。

本講義は、進化し続ける生成AIのビジネスシーンでの利活用にフォーカスし、生成AIがもたらす変化や動向を踏まえながら、ビジネス利活用における本質的意義は何か。また、ユニコーン企業、ゼブラ企業、ガゼル企業等、それぞれの企業体において、アントレプレナー・イントレプレナーとして身につけておくべき基本要件である生成AIの実務における利活用能力に関して、「役立つ、使う・使える」をキーワードに、その習得を目指します。
学修目標 本講義の学修目標としては、授業でのレクチャー、確認テスト、ディスカッション、レポート作成を通じて、以下の実現を目指します。

1)生成AIを取り巻くビジネス環境(社会、経済、文化)とその動向について、正しく理解する。

2)生成AIによるビジネス利活用に関し、データサイエンスの観点から、そのあり方や取り組み方法について、知見を得、修得する。

3)生成AIを事業活動で利活用する際の本質的な意義を踏まえながら、自分自身で実務に「役立つ、使う・使える」ことができるようになる。
授業計画(各章)
第1回
タイトル
第1章 生成AIの特徴と可能性
内容
第1節 社会課題の解決に向けて
第2節 新しい価値の創造
第3節 進化する生成AIの現状と展望
第2回
タイトル
第2章 事業活動における生成AIの利活用視点
内容
第1節 利活用方策
第2節 課題発見と解決
第3節 実装と運用
第3回
タイトル
第3章 DX推進や組織変革における生成AIの利活用
内容
第1節 業務効率化の推進と人間の仕事の高度化
第2節 組織改革・変革の進め方
第3節 事例に学ぶ
第4回
タイトル
第4章 データサイエンスにおける情報科学と生成AI
内容
第1節 情報科学の視点から理解するデータサイエンスの基本構造
第2節 生成AIによるデー分析の効率化
第3節 ケーススタディ
第5回
タイトル
第5章 オープンデータの利活用
内容
第1節 オープンデータの基礎とビジネス利用
第2節 オープンデータを用いたデータ分析の高度化
第3節 ケーススタディ
第6回
タイトル
第6章 AIのイノベーションとAIによるイノベーション
内容
第1節 「の」と「による」イノベーションの相互作用
第2節 求められるペンタゴン機能
第3節 事例に学ぶ生成AIの可能性
第7回
タイトル
第7章 生成AIのビジネス利活用に向けて(対面授業)
内容
*生成AIへの向き合い方、行動の起こし方、他
授業計画 本講義は、3名の教員が、それぞれの専門性や知見に基づき、分担する形で第1章から第6章まで、講義並びにケーススタディを行うことで、生成AIに関する向き合い方、多角的な視点や認識、そのビジネス利活用に関する知識の獲得を目指します。
なお、第5章終了時に、『オープンデータの活用』をテーマとした中間レポート課題に取り組んで頂きます。
また、第6章終了時に『職場での生成AIの新たな取り組み』に関する期末レポート課題を出題しますので、第7章の対面授業実施日の前日までに提出してください。第7章では、期末レポート課題を題材に、3名の教員が一堂に会して、対面授業を行い、第6章までの振り返りや理解度の自己チェック、生成AIを自らビジネス利活用を図る上での疑問点の解消や知識の深掘りを目的としたワークショップや質疑応答を行います。
これにより、「役立つ、使う・使える」生成AIのビジネス利活用能力の向上を目指し、授業を進めます。

授業に関しては、以下に示す、各回のタイトルと内容を基本に、担当欄に示す3名の教員が分担して講義を行います。

【担当】
第1章~第3章;重田、第4章と第5章;沖吉、第6章;佐々木、第7章;3教員
受講上の留意点 大学の既定のスケジュールと一部異なる部分がありますので、注意して受講してください。

スケジュールの変更点は、授業計画で述べた通り、第7章は、対面授業を予定しており、期末レポート課題を題材として取り上げますので、期末レポートの提出期限は、第6章の終了時期と同時期となります。第6章までの講義受講を踏まえ、対面授業の前日までに、確実にレポートを提出して頂き、対面授業の際には、各自レポートを持参の上、参加してください。

また、第5章終了時に、中間レポート課題への取り組みも予定しています。レポート課題が連続する形になりますので、大学既定のスケジュールとあわせて、無理のない受講計画とスケジュール管理を行い、レポートの提出に関しては、遅延が発生しないように十分留意して対応してください。
成績評価基準 出席(20%)+中間レポート(30%)+期末レポート(50%)
必読書籍 特になし。
参考書籍 *ダロン・アセモグル、サイモン・ジョンソン著『技術革新と不平等の1000年史』早川書房 2023/12
この他、必要に応じ、教員から適時提示します。
その他 ※本シラバスは開講前に変更になる可能性があります。ご留意ください。
事前学修・発展学修 事前学修および発展学修については、自主・自律的に、以下の取り組みを行うことを望みます。

【事前学習】
各回のタイトル、内容に関し、参考書籍の関連部分や、ネット検索等を活用して関連情報の把握に努め、自身の現状認識や理解度把握、課題考察を行った上で、eラーニングを受講してください。

【発展学習】
各回の講義受講後、自身で取り組んだ検討・考察結果について、ポイントを整理し、講義メモとして取りまとめ、知識の定着化を図るとともに、疑義が生じた際には、eラーニングサイトでの問い合わせや対面授業の場を利用し、疑義の解消に取り組むようにしてください。
対面授業
対面授業を実施します。受講申込の際は「対面授業スケジュール」にて日程をご確認ください。