シラバス参照

印刷
講義名 23秋 通期/金融・資本市場概論
基準単位数 2
科目区分 金融・財務(応用)
必修・選択 選択
配当年次 1・2年次
学習期間 学習期間1学期

担当教員
氏名
◎ 幸田 博人

オフィスアワー eラーニングサイトおよびメールでの質疑応答を受け付けています。
(メールアドレスは大学院グループウェアのアドレス帳でご確認ください)
面会・電話を希望する場合は、事前にメールで希望日時を連絡してください。
授業の概要 本講義では、金融・資本市場の機能や役割について、ビジネスパーソンが押さえておくべき内容を取り上げます。その上で、金融・資本市場の構造を踏まえて、今後の取り組みや課題について、どこに着目するべきか、何を視点に持つかについて、個々人の能力として獲得できることを到達目標とします。

金融・資本市場は、日々の様々な企業活動や投資家の状況、更には、世界の金融マーケットの動向等に左右され、大きな変動にさらされています。こうした目の前の変化にのみに捉われずに、その金融・資本市場の構造的変化は何か、その仕組みに課題はどう捉えておけばいいか、等について、理解することを目的にします。

金融・資本市場のおける基本的仕組み、株式・債券等のプロダクトについての理解、資本市場を巡る新しい動き、M&A等経営戦略に係る事項、企業の財務戦略、資本市場の担い手(当局、取引所、企業、投資家、証券会社・投資銀行等)の役割と課題、金融リテラシー、イノベーション(含むFinTech)の重要性等について、きちんと基礎的なことに加えて、最新の状況等も理解し、その上で、今後のマーケットの不透明性の下、金融・資本市場の構造について、どこに着目するべきか、何を視点に持つかについて、個々人の能力として獲得できることを到達目標とします。
学習目標 本講義の理解が十分出来れば、日々の金融・資本市場の様々な動きをきちんとファローアップできると同時に、その構造的問題等についても示唆を大きく得ることになる。

本講義の学習目標は、以下の4点について理解し、今後のマーケットの不透明性の下、金融・資本市場の構造について、どこに着目するべきか、何を視点に持つかについて、個々人の能力として獲得できることを到達目標とします。
1) 金融・資本市場の基本的な機能、取り巻く環境の変化
2) 資本市場を通じた資金調達の方法
3) 資本市場の担い手(当局、取引所、企業、投資家、証券会社・投資銀行等)の役割と課題
4) イノベーションを巡る状況(含むFinTech)
授業計画 第1章 資本市場入門
第2章 株式市場概論
第3章 債券市場概論
第4章 企業の資金調達
第5章 M&A概論(1)
第6章 M&A概論(2)
第7章 金融制度と資本市場の枠組み
第8章 投資家と資本市場
第9章 コーポレートガバナンスについて
第10章 資本市場におけるビジネスエシックス
第11章 フィデューシャリー・デューティー
第12章 金融リテラシーと金融経済教育
第13章 FinTechと金融機関
第14章 成長戦略とイノベーション
第15章 今後の資本市場について(まとめ)
受講上の留意点 大学の既定のスケジュール通りに遅延なく受講してください。
成績評価基準 出席率(30%)、各章小テスト(20%)、期末レポート(50%)
必読書籍 なし
参考書籍 幸田博人編著『日本企業変革のためのコーポレートファイナンス講義』(金融財政事情研究会)
幸田博人・川北英隆編著「金融リテラシー入門」(基礎編・応用編)(金融財政事情研究会)
幸田博人・木村雄治編著「ポストコロナ時代のプライベート・エクイティ」(金融財政事情研究会)
幸田博人・柴崎健編著「現代ビジネスエシックスと企業価値向上」(金融財政事情研究会)
幸田博人編著「DX時代の日本企業の戦い方」(中央経済社)
池尾和人・幸田博人 『日本経済再生25年の計~金融・資本市場の新見取り図~』(日本経済新聞出版社)
藤田勉・幸田博人『金融が解る世界の歴史』(金融財政事情研究会)
藤田勉・幸田博人『オーナー経営はなぜ強いのか?』(中央経済社)
日本証券経済研究所編 『図説 日本の証券市場』(日本証券経済研究所)
日本証券アナリスト協会編 『証券分析・投資運用用語辞典』(ときわ総合サービス)
神作 裕之, 小野 傑 , 今泉 宣親(編)『資産運用の高度化に向けて』(金融財政事情研究会)
神作 裕之,小野 傑,湯山 智教 (編)『金融とITの政策学 東京大学で学ぶFinTech・社会・未来』(金融財政事情研究会)
神作 裕之,小野 傑,湯山 智教 (編)『金融資本市場と公共政策』(金融財政事情研究会)
その他 特にありません。
対面授業
対面授業は実施しません。