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講義名 23春 後期/幹部人材育成論(「貞観政要」)
基準単位数 1
科目区分 組織・人的資源(発展)
必修・選択 選択必修(経営人間学系)
配当年次 1・2年次
学習期間 学習期間1/2学期

担当教員
職種氏名
教授◎ 守屋 洋

オフィスアワー eラーニングサイトおよびメールでの質疑応答を受け付けています。
(メールアドレスは大学院グループウェアのアドレス帳でご確認ください)
授業の概要 「貞観政要」は唐王朝300年の基礎を固めた唐太宗の李世民と重臣魏徴、房玄齢たちの苦心の経営を伝える政治のあり方について語りあった内容をまとめたもので、古来、帝王学の指南書とされてきたものである。その古典的表現及び内容を解析して、人間に不変な倫理観、価値基準を対象とし、現代企業の経営者が持つべき指導者のあり方、倫理観について理論面、行動面から論じる。
学習目標 国のトップに立つ者が学ぶべき内容から経営者として持つべきリーダーシップ力を習得するに必要となる考え方について、授業を通して学習する。この授業を習得した後に、さらに深く貞観政要について読解を進め、企業の幹部・経営者だけでなく、多くの人の上に立つリーダーとしてあるべき人物としての琢磨を推進する基礎力を習得する。自分には何が欠けているのか。これから、どこをどう磨いていけばよいのか。自分なりの課題を見つけることを目標とする。
授業計画 第1章 創業か守成か
・「貞観政要」の概要とそれが書かれた時代、唐の太宗について解説。創業か守成のいずれが難しいかに関する太宗と臣下との会話から、起業から企業経営に通じる心構えを学ぶ。

第2章 わが身を正す
・上に立つものが身を正していれば、命令しなくても部下が従い、上に立つものの姿勢や行動が正しくなければ、命令しても部下は従わないのは昔も今も変わらない。わが身を正すことの重要性を認識する。

第3章 緊張感を持続させる
・取り組みをはじめてもそれを成し遂げるのは難しい。順調に事が進んでいても、常に緊張感を持続させるとともに将来の危機に対応できるようにすることの大切さを解説する。

第4章 諫言に耳を傾ける
・地位が上がれば上がるほど、耳障りな情報を上げてくる部下が減るのは昔の王朝だけでなく、現代の組織でも同じである。リーダーは太宗のように諫言をしてくれる部下を尊重し、その意見に耳を傾けることで、よりよいリーダーになれることを理解する。

第5章 自己コントロール
・自己コントロールが上手くできなくては、能力を十分に発揮して成果を上げることはできない。その重要性は変わることなく、古今東西、リーダーに求められてきた。自己管理のためのよりよい対策を考える。

第6章 謙虚にそして慎重に
・傲慢になっては失敗を招く。謙虚であれば、慎重な対応がとれるし、学習も進む。特に、トップの言葉は重いので、発言に際しては、慎重であることが欠かせないことを認識する。

第7章 初心忘るべからず
・新しい役職についたときは、誰でも緊張感をもって仕事に取り組むが、やがてそれに慣れるとマンネリに陥っていく。逆に最後まで緊張感を持ち続け、「初心忘れず」の覚悟で取り組めば、それだけ成功に近づいていく。そのあたりをしっかりと記憶にとどめておく。
受講上の留意点 大学の既定のスケジュール通りに遅延なく受講してください。
成績評価基準 各章のレポート(70%) + 総合レポート(30%)
必読書籍 特になし
参考書籍 ・貞観政要のリーダー学(プレジデント社)守屋洋著
・貞観政要(ちくま学芸文庫)呉兢著、守屋洋 翻訳 
その他 ・中国古典に見る指導者の条件(守屋洋)を事前に履修していることが望ましい。
対面授業
対面授業は実施しません。