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講義名 24秋 前期/経営組織論概説
基準単位数 1
科目区分 組織・人的資源(コア)
必修・選択 選択
配当年次 1・2年次
学修期間 学修期間1/2学期

担当教員
氏名
◎ 松木 知徳

オフィスアワー eラーニングサイトおよびメールでの質疑応答を受け付けています。
(メールアドレスは大学院グループウェアのアドレス帳でご確認ください)
授業の概要 組織の基本的な理論や仕組みを解説したうえで、企業による戦略や組織の在り方について理解するとともに、環境変化を捉え、組織変革の検討に必要な観点を理解し、組織に対する視座を高める。
学修目標 1)組織システムの全体像および基本的な理論を知ることによって、自身の所属する組織あるいは担当する顧客の組織に関する組織課題を特定し、多様な角度から改善案を検討することができる。
2)最近の潮流や理論を踏まえて、環境変化へ対応するための組織の在り方に対する選択肢を広げ、組織変革やチームづくりのヒントとして取り入れることができる。
授業計画(各章)
第1回
タイトル
第1章 経営組織論の系譜
内容
・経営組織論の全体像
・組織研究の目的
・組織マネジメントの経緯
第2回
タイトル
第2章 組織目的と方針
内容
・ミッション、ビジョン、バリューズ
・組織の構造と機能
・事業成長と組織の対応
第3回
タイトル
第3章 モチベーション
内容
・古典的理論(モチベーション理論など)
・近代的理論(ワークコミットメント、ジョブクラフティングなど)
・ビジネスにおけるモチベーションを高める企業の取り組み
第4回
タイトル
第4章 組織開発
内容
・組織風土とその要因
・リーダーシップ
・組織内コミュニケーション
第5回
タイトル
第5章 最近の潮流
内容
・非正規従業員の基幹化
・働き方改革(テレワーク、兼業など)
・多様性と受容
第6回
タイトル
第6章 変化に対応する組織①(アジャイル型組織)
内容
・ウォーターフォール型とアジャイル型
・アジャイル化する人事の背景
・アジャイル型組織に必要なシステムと組織風土
第7回
タイトル
第7章 変化に対応する組織②(フラット型組織)
内容
・組織モデルの変遷とティール組織
・多元型組織
・自主経営型組織
受講上の留意点 大学の規定のスケジュールどおりに遅延なく受講してください。
成績評価基準 出席率(20%)+小テスト(20%)+レポート(60%)
必読書籍 特にありません。
参考書籍 R.L.ダフト(2002)『組織の経営学―戦略と意思決定を支える』 ダイヤモンド社.
S.P.ロビンス (2009) 『【新版】組織行動のマネジメント―入門から実践へ』 ダイヤモンド社.
槇谷 正人(2018) 『ビギナーズ 経営組織論』 中央経済社.
高尾 義明(2019) 『はじめての経営組織論』 有斐閣ストゥディア.
F.ラルー(2018) 『ティール組織――マネジメントの常識を覆す次世代型組織の出現』 英治出版.
その他 組織に関する学術的な理論や組織のシステムを踏まえ、ビジネスにおける組織開発や組織変革への応用をイメージしていきます。自身の所属・担当する組織の課題検討や改善あるいは、メンバーのモチベーション、人的資源管理の仕組み等に関心のある方にお勧めいたします。また、ディスカッションは成績評価には加点しませんが、ご自身の理解を深め、他の受講者のケースを知る極めて有用な場です。ぜひ、相互の意見交換など、積極的な参加をお願いします。
事前学修・発展学修 事前学修:
現在所属/経営している組織において感じている問題や悩みがもしくは実践していることがあればそれをイメージしておいてください。

発展学修:
各章で学修した内容を振り返り、現在所属/経営している組織において活用できる部分がないか。活用するとすればどのような工夫が必要かを考えてください。組織の在り方には絶対解がないだけに、他の受講者や職場のメンバーとの議論は本講義内容の理解を深めるうえでとても有意義なものになります。
対面授業
対面授業は実施しません。